副鼻腔のひとつで、頬の奥の辺りにある上顎洞が炎症を起こしてしまうことを「上顎洞炎」といいます。風邪をひいて鼻の中が炎症を起こして発症するだけでなく、虫歯や歯周病など歯が原因になって発症することもある病気です。
副鼻腔に慢性的に炎症があるものを「慢性副鼻腔炎」といい、この慢性的なものを「蓄膿症」といわれています。
上顎洞は歯の根元部分に近いため、虫歯や歯周病などが原因で菌が上顎洞に達してしまい炎症を引き起こすことがあります。このように、歯が原因となって起こる上顎洞炎を「歯性上顎洞炎」といいます。
このように歯と鼻は密接に関連しています。当院では、歯に関連する鼻の問題を慶應大学医学部耳鼻咽喉科非常勤講師 荒木康智先生が診察いたします。歯と鼻の両面から専門的な治療を行っております。
慶應大学医学部耳鼻咽喉科非常勤講師 荒木康智先生
歯が原因の上顎洞炎は、感染のもととなった歯の治療を行います。症状に応じて、歯の根元部分の治療や、歯周病の治療を行います。
耳鼻科用の内視鏡などの設備